軽自動車で車中泊を行う利点とリスクとは?行う際の注意点も解説!

公開日:2021/12/01   最終更新日:2021/12/17

ソロキャンプの流行に伴い、車中泊をする方も増えてきています。軽自動車ユーザーなら、「普通車じゃないけれど、軽自動車でも車中泊できるかな?」と気になる方もいるでしょう。果たして、軽自動車でも車中泊は可能なのでしょうか?この記事では、軽自動車で車中泊を行う利点とリスク、そして車中泊で注意すべきポイントなどを解説します。

軽自動車で車中泊を行う利点とリスク

結論からいうと、軽自動車でも車中泊はできます。しかし、軽自動車で車中泊を行う際は利点とリスクがありますので、それぞれ順番に見ていきましょう。

費用を抑えられる

軽自動車は車体だけでなく、維持費も安いので費用を抑えた状態で車中泊ができます。もちろん普通車でも安いモデルはありますが、それでも自動車税などを考えると軽自動車の方が明らかに安いです。よって費用を抑えて車中泊したいなら、軽自動車を利用するとよいでしょう。

市街地でも運転しやすい

車体が小さいため、軽自動車は市街地でも運転しやすくなっています。とくに女性だと、大きな車は「運転しにくい」というデメリットがありますが、コンパクトな車体なら誰でも気軽に運転できるでしょう。

スペースが狭くなってしまう

軽自動車は車体サイズに制限があるため、どうしても車内の空間が狭くなりがちです。車中泊に向けて毛布や食材、調理器具、照明など積載できる荷物の量が限られてしまいますし、何より就寝するためのスペースが狭くなってしまいます。

軽自動車内で車中泊を行う際に注意するべきポイント

ここでは軽自動車内で車中泊を行う際に、注意するべきポイントについてまとめています。命に関わる重要な部分もあるので、安全な車中泊のためにしっかり覚えておきましょう。

アイドリングしたまま休まない

ついついエアコンを点けて休みたくなってしまうかもしれませんが、アイドリングしたまま寝ないようにしましょう。

まれに長時間アイドリングしたままにすることで、車内へ排気ガスが入ってきてしまうことがあるからです。排気ガスには一酸化炭素が含まれており、一酸化炭素は臭いもしないので、一酸化炭素中毒を起こしてしまう可能性があります。

暑さ&寒さ対策をしておく

夏や冬は、ある程度対策をとっておくことをおすすめします。とくに、夏は暑さから脱水症状を起こしかねませんし、冬は凍り付くほど寒くなってしまう日もあります。気温の変化で体調を崩さないためにも、暑さ&寒さ対策は重要です。

プライバシーを確保する

眠っている時は非常に無防備です。とくに「星を見ながら眠りたい」など人目に付かない場所で車中泊する場合、車上荒らしなどの被害に遭っても助けを求められない危険性が高いです。とくに女性が1人で車中泊すると性被害の心配もあるので、カーテンを取り付けるなど防犯対策を必ずしておきましょう。

エコノミー症候群に注意

長時間座り続けていることで血栓ができ、エコノミー症候群になる可能性があります。そのため、車中泊で就寝する際は座りっぱなしではなく横になれるようにしましょう。どうしても横になるためのスペースを確保できないなら、身体を動かしたり水分を補給したりして対策をすることが重要です。

車中泊に適した軽自動車とは?

ここでは車中泊に適した、軽自動車の選び方についてまとめています。普段乗るだけでなく、車中泊でも満足できる軽自動車を選ぶポイントとして、一通りチェックしておきましょう。

車内の空間は広いか?

あまりに車内が狭いと、座ったまま休まないといけなくなる可能性があります。しかし、長時間同じ姿勢をとることでエコノミー症候群を発症する危険性もあるため、購入前に車内の空間がどれぐらい広いのか?天井の高さは問題ないか?そして、荷物をある程度積んでも横になれるのか?などをチェックしましょう。

シートは伸ばせるか?

車種によっては、リクライニングまたはフルフラットができない構造になっているケースもあります。「シートがどこまで倒せるか?」というのは、寝心地に直結する重大な事項です。まずはどこまでフラットな状態にできるか、確認が必要です。

燃費のよさをチェック

燃費のよい車種なら、アウトドアで遠方へ出かけた際もガソリン代を気にしないで走行できます。とくにマイルドハイブリッドシステムを採用した車なら、通常の軽自動車よりも低燃費です。

 

軽自動車で車中泊を行う利点とリスク、注意点を解説してきました。軽自動車で車中泊を行う最大の利点は費用が抑えられ、市街地でも運転しやすい点です。

しかし車体が小さいことから車内スペースが狭く、就寝する際の姿勢が制限されがちです。その結果、エコノミー症候群の発症につながりかねないため、車を選ぶ際にも注意が必要です。しかし気軽にどこにでも行けるので、注意点を守れば楽しいアウトドアライフを過ごせるでしょう。

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