未使用の軽自動車を購入する際にかかる費用とは?具体的な相場をチェック!
近年「未使用車」というワードが、車の販売市場でよく聞かれるようになりました。未使用車に興味はあるけれど実際どうなのか、費用や手続きがわからないという方もいるのではないでしょうか。
ここでは、未使用の軽自動車を購入するメリット・デメリット、未使用の軽自動車の購入費用相場、購入する前に確認するべきポイントを解説していきます。
未使用の軽自動車を購入するメリット・デメリット
未使用の軽自動車を購入するメリットとしてまず挙げられるのは、新車と比べて価格が安いことです。
未使用車は「新車は高すぎて購入が難しいが、中古車はメンテナンスや安全性などで不安」といったニーズを受け大人気です。メーカーオプションやカスタム品などの装備がついている車もあります。ニーズが合致する人にとっては、多くのオプションがついているのに新車より安いという夢のような商品です。
未使用車は納車までの期間が短いのもメリットです。新車は契約してからの製造になりますから、納車まで早くても3、4週間ほどかかります。人気がある車種は納車までに1年かかるケースもあります。一方で、未使用車は契約すればすぐに乗ることができます。
登録を行ってナンバープレートをつけるには重量税と自動車税を支払う必要がありますが、最初の重量税と自動車税は販売会社が支払っているため、重量税や自動車税を支払う必要がないこともメリットです。
しかし、もちろんデメリットもあります。未使用車は人気があるため、売り出されるとすぐに売り切れてしまいます。新車や中古車に比べると販売台数も少なく、オプションも標準的なものばかりではないので、ピンポイントで自分の気に入った車を見つけることが難しいです。
また、仮に気に入ったものが見つかっても遠方に出向かなければならなかったり、輸送が必要になったりする場合もあります。そうなると、時間的、金銭的にメリットを減じてしまうかもしれません。
未使用車の場合、販売メーカーからの納車が完了しているため、製造時にしか取り付けられないメーカーオプションは物理的につけられません。
しかし、すでにメーカーオプションがついていることもあり、自分がつけたかったオプション装備がついた未使用車を見つけられればラッキーです。
顧客が中古車を検討するとき、オーナー数を表記することがあります。ワンオーナー車と書かれているものがそれです。未使用車はその性質上、ディーラーが最初の所有者として登録されているため、顧客に納車された時点で既にワンオーナー車ではありません。
その後に購入するため、書類上2人目以降のオーナーになります。売却する際にこのことを聞かれたり、購入をためらったりする方がいる可能性があります。
未使用の軽自動車の購入費用相場
未使用者を購入する際、車の名義人は販売店になっているため、名義を販売店から購入者に変更するための登録料が必要になります。名義変更は自分で行ってもよいですが、手続きが煩雑なので慣れていない方は販売店に代行してもらうとよいでしょう。
未使用車にはナンバープレートもついていますが、居住地の都道府県以外で購入した場合ナンバーの変更が必要になります。ナンバーの変更にかかる費用は1,500円ほどです。
車庫証明は、車の保管場所を証明するために必要です。簡単な手続きですが、申請時と証明書を受け取るために2回警察署に出向く必要があります。時間と手間を省きたいのであれば販売店に代行してもらってもよいでしょう。
その場合、1万~2万円の費用がかかり、手数料は2,000~3,000円ほどです。納車を自宅にしてもらう場合は、車を自宅まで届けてもらうために3万~5万円程度必要です。自分で販売店まで取りに行けば、納車費用はかかりません。
未使用車を購入する前に確認するべきポイント
未使用車といっても、その経路はさまざまです。
まず、販売店が本社からのノルマを達成する目的で登録している車があります。同じ車を売るのであれば、少しでも早く売ったほうが評価は高くなります。できるだけ早い段階でノルマを達成して、未使用車を販売することで実入りを確保している場合です。
次に、代車もしくは試乗車として販売店で使用していた車を走行距離が短いことから未使用車として販売するケースです。このケースは顧客にしてみれば未使用車とはいい難く、新古車というのが正しいように思えますが、実際にはこれらの車は一括りに未使用車、または新古車と呼ばれています。
これらの違いは走行距離から推察できます。一つ目はほとんど走行距離がゼロに近く、二つ目のものは数百から数千キロくらいまでのものになります。いずれにせよ、どのような形で使用されていたのかは販売店に確認する必要はあります。
未使用の軽自動車を購入するメリット・デメリット、未使用の軽自動車の購入費用相場、購入する前に確認するべきポイントについて解説してきました。未使用車は、気に入ったものであればなかなか賢い車の買い方といえます。こちらで紹介した内容を、未使用車を購入する際の参考にしてみてください。