軽自動車の維持費の目安とは?費用を抑えるテクニックを知ろう!

公開日:2021/12/01   最終更新日:2021/12/17

軽自動車は「維持費が普通自動車より安い」とよくいわれますが、それは事実なのでしょうか?また、軽自動車の維持費は税金やガソリン代などを含め、実際にいくらぐらいかかるのでしょうか?この記事では軽自動車の維持費の目安、維持費が高くなってしまうケース、そして維持費を抑えるテクニックについて、ご紹介します。

軽自動車の維持費の目安

ここでは、軽自動車の維持費の目安についてまとめています。

月間3万3,000円、年間40万円の維持費が必要

軽自動車の維持費は月間33,000円、そして年間40万円とされています。数字だけ見るとそれなりに高い印象を受けますが、実際には普通自動車より年間で約6万円~13万円ほど安いです。なお、維持費には自動車税以外に車検料金や重量税、ガソリン代なども含まれています。

なぜ軽自動車の維持費は安く抑えられるのか?

大きな理由の1つは、自動車税が安いことです。普通自動車では車の排気量によって税金が定められていますが、軽自動車に関しては排気量を問わずすべて一律の額で設定されています。

具体的には、排気量1,0011,500ccのコンパクトカーなら年間の自動車税は3500円ですが、それに対し軽自動車税なら1800円です。これだけでも、軽自動車にかかる税金が非常に安いことが分かります。

消耗品や保険料が安い

車には数々の消耗品があり、定期的に交換や買い替えが必要です。軽自動車は小型なので、消耗品も安い傾向があります。

具体的には、車を動かすためのエンジンオイルですが、小さな軽自動車なら普通自動車より必要な量が少ないので、結果として安くなります。そして、車を所有する際は保険への加入が必ですが、自賠責保険及び任意保険共に軽自動車の方が安いです。

軽自動車でも維持費が高くなってしまうケースがある?

いくら「軽自動車の方が維持費は安い」といっても、やり方によっては軽自動車でも維持費が高くなってしまうケースがあります。どんな場合に、軽自動車の維持費が高くなってしまうのでしょうか?

燃費が悪い場合

「軽自動車=小さい」という認識から、軽自動車は普通自動車より必要なエネルギーが少なく、燃費がよいと考える人は多いです。

しかし、最近ではターボを搭載することでハイパワーを出せるようにしたり、定められた範囲内で車内の空間を広くとったりした軽自動車も流通しており、そのような車体は軽自動車でも燃費が悪くなってしまいます。逆に普通自動車でも、エコカーだと軽自動車より燃費がよいケースもあるのです。

メンテナンス不足

軽自動車も普通自動車と同じように、車検など定期的なメンテナンスが必要です。よく、「車検で整備や点検をやってくれるから、他にはメンテナンスをしていない」という方がいます。しかし車検は、あくまで最低限のメンテナンスでしかありません。

メンテナンスが不足すると車体および各パーツの劣化が早まり、部品の交換や整備の頻度が上がるため出費が嵩んでしまいます。普段から車の清掃をしたり、寿命が近そうなパーツがあったら交換したりしましょう。

高い車検業者を利用してしまう

車検費用は、車の維持費でもとくに大きな位置を占めます。安くても数万円、そして部品交換や整備などを含めると10万円以上になることもありがちです。

そして、車検費用は業者によって請求額が大きく変動するため、維持費を安く抑えたいなら安価な車検業者を利用することをおすすめします。複数の業者に見積もりをとってもらい、納得したところへ依頼しましょう。

軽自動車の維持費を抑えるテクニック

ここからは、軽自動車の維持費を抑えるテクニックについて、ご紹介していきます。ちょっとした見直しや工夫でコストダウンできる方法ばかりなので、今日から早速取り入れましょう。

任意保険などの見直しを行う

事故を起こしてしまった時の備えとして加入する保険ですが、「日常生活賠償責任保険特約」「弁護士費用特約」など基本補償以外にもさまざまな特約が設けられている場合があります。特約を多く設けた保険はどうしても保険料が高くなってしまうため、より安価にプランを組める保険に乗り換えるとよいでしょう。

燃費をよくするよう心掛ける

どこかへ行く時、事前にルートを調べておけば途中で道に迷う心配が減ります。スムーズに目的地へたどり着くことによって運転時間が短縮されるため、ガソリン代を節約したりより燃費をよくしたりすることが可能です。

この他にも、割引キャンペーンのあるガソリンスタンドや、安価に利用できるガソリンスタンドを選ぶことも燃費をよくする有効な手段です。

減税制度を上手に活用する

過去に実施されていたグリーン化特例やエコカー減税など、特定の車種を選ぶことで国が定めた減税制度が利用できる場合があります。とくに車種にこだわりがなければ、購入時に減税制度を利用できる車種を選ぶのもよいでしょう。

 

軽自動車の維持費の目安、そして費用を抑えるテクニックについて、ご紹介してきました。その他、維持費を安くしたいなら購入するのではなくカーリースを利用したり、利用する駐車場の料金を見直したりと、さまざまな方法があります。

また、軽自動車といっても注意しなければ維持費が却って高くついてしまうケースもありますので、燃費のよさや保険などに気を配って車種を選びましょう

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