軽自動車を購入するメリットとは?デメリットも合わせて解説!
これから自動車を購入しようと考えている方の中には軽自動車を検討している方も多いのではないでしょうか。普通車と軽自動車どちらにするか考えるうえで、気になるのは軽自動車のメリットです。そこで今回は、軽自動車を買うときのメリットとデメリットをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
軽自動車とは具体的にどのような車なのか?
軽自動車とはどのような車なのか、まずはその定義から見ていきましょう。「サイズが小さい」「エンジンのパワーが弱い」など軽自動車に対するイメージはいろいろあるかと思いますが、具体的に説明するのはなかなか難しいですよね。ここで、一度改めて確認しましょう。
軽自動車とは「道路運送車両法」という法律で、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2m以下、エンジン排気量660cc以下、定員4名以下、貨物積載量350kg以下の自動車であると定義されています。12歳未満の子どもであれば、子ども3人を大人2人と換算し、計5人が乗車できるという例外もありますが、基本的にはこれらの規格を一つでも超えると軽自動車とは呼べません。
■ 軽自動車の魅力
こうした規格の制限がある軽自動車ですが、この特徴を生かした軽自動車ならではの魅力があります。たとえば、ボディの大きさです。軽自動車は普通自動車と比べ、ボディサイズが小さいです。そのため、小回りがききやすく、運転しやすいというメリットがあります。
また、軽自動車は車体重量が小さく、エンジン排気量も少ないことから、燃費がいい傾向があります。燃費がいいということはガソリン代を節約できるということ。さらに、軽自動車は高速料金や税金も普通車と比べ安いため、維持費を抑えられるという魅力もあります。
軽自動車を購入するメリット
では、ここから、そんな軽自動車を購入するメリットについて紹介します。軽自動車をもった場合のメリット。それは大きく7つあります。詳しく見ていくと、軽自動車は普通車と比べ、維持費がぐんと安く抑えられることがわかります。ほかにも機能や走行性能など、軽自動車には魅力がいっぱいです。
メリット1:税金が安い
自動車をもつといくつかの種類の税金が課せられます。その中で大きいものが自動車重量税と自動車税です。自動車重量税とは、購入時や車検時に納付するもので、車の重量によって算出されます。普通車では車両重量が大きいほど自動車重量税も高くなりますが、軽自動車の税額は車両重量に関わらず一律で、普通車と比べ安いです。
そして、自動車税とは車を所有すると払わなければならない税金で、住んでいる都道府県に収めるものです。普通車の自動車税は排気量に応じて税額が変動し、2万5,000円以上かかりますが、軽自動車は一律で1万800円と安いです。このように、軽自動車を購入・所有することで課せられる税金は普通車と比べると圧倒的に安く抑えられます。
メリット2:車検費用が安い
軽自動車をもつメリットとして、車検費用が安いことが挙げられます。これは、軽自動車であれば、エンジンオイルなどのメンテナンスに必要な機材が少なくて済むことや、交換が必要なパーツがあったとしても単価が比較的安いことが理由です。もちろん、車検を頼む会社や車種によって車検費用は変わりますが、軽自動車の車検費用は比較的安いという傾向が見られます。
メリット3:有料道路の通行料金が安い
軽自動車はほかの自動車と比べて車体重量が軽いため、道路を傷める程度が少ないと考えられています。このことから、有料道路の通行料金が安く設定されていることが多いです。
メリット4:燃費がいい
軽自動車は車体重量が小さく、エンジン排気量も小さいため、一般的に燃費がいい傾向があります。燃費がいいとは、少ないガソリンで長い距離を走行できることです。その分、軽自動車はエコでガソリン代も節約できる車であると考えられます。
メリット5:室内スペースが充実した軽自動車も
昨今、軽自動車の性能は飛躍的に進化しています。室内スペースもその一つです。軽自動車とは思えないほど室内は広々とし、圧迫感の少ないものも多く販売されています。シートを倒せたり、天井が高く設計されていたりするため、多くの荷物が積めたり、座席に余裕のある使い方ができます。
メリット6:小回りがきき、運転しやすい
軽自動車はその名の通り、車体がコンパクトなため、小回りがききます。対向車とすれ違うときにも、狭い駐車場に車を止めるときにも運転しやすいでしょう。
メリット7:購入の手続きが簡単!
軽自動車は普通車と比べ、購入の際の手続きが簡素です。普通車を購入すると、国土交通省へ車両登録をしなければならず、実印や印鑑証明などなかなか面倒です。
しかし、軽自動車の購入手続きは軽自動車審査会に書類を提出するのみで、国土交通省への登録は必要ありません。さらに、車庫証明をとらなくてもいい地域もあり、手続きが比較的容易であると言えます。
軽自動車を購入するデメリット
ここまで軽自動車のメリットを7つ紹介しましたが、それに対して軽自動車を購入するデメリットは大きく3つあります。
デメリット1:乗車人数が4人まで
軽自動車は乗車人数が4人までと制限されています。そのため、大人数で乗車する可能性がある人には向いていないと言えるでしょう。単身や家族が少ない場合にはおすすめです。
デメリット2:車体重量が小さいため、安全性において不利
軽自動車は車体重量が小さいことから、事故が起きた際の被害が大きくなる可能性があります。さらに、高速道路では横風にハンドルを取られ、車が流されやすいこともあります。運転に注意が必要でしょう。
デメリット3:加速しづらい
軽自動車はエンジン排気量が小さいため、エンジンのパワーが弱く、加速しづらいです。とくに、山道や坂道ではエンジンに余裕がなく、強くアクセルを踏まなければならなかったり、安定した走りができなかったりします。
軽自動車を購入するメリット・デメリットをお伝えしました。軽自動車をもつメリットは、維持費が安いという費用面や、運転しやすいという性能面などさまざまです。しかし一方で、車体の規格制限があることから、乗車人数が限られ、坂道での加速がしづらいなどのデメリットもあります。ライフスタイルに合った車選びが重要でしょう。