軽自動車販売店を選ぶ際に意識するべきポイントについて解説!
近年、軽自動車は著しく進化し、年代や世代を超えて人気を博しています。しかし、軽自動車を買いたくても、どんなお店で何に注意して購入すべきかわかりづらいもの。そこで今回、軽自動車販売店を選ぶ際のポイントを解説します。軽自動車に乗り換えようとしている人や初めての車に軽自動車を選ぼうとしている人はチェックしてみてください。
軽自動車とは?
軽自動車とは、日本独自の自動車区分です。軽自動車の定義は「道路運送車両法」という法律によって定められています。この法律で軽自動車は、全長3,400mm以下、全幅1,480mm以下、全高2,000mm以下、エンジン排気量660cc以下、定員4名以下、貨物積載量350kg以下の自動車であると定義されているのです。
これらの規格を一つでも超えると軽自動車とはいえません。軽自動車は規格に制限があることから、室内スペースが狭かったり、エンジンのパワーが不十分だったりするなど、いくつか問題も抱えていました。
しかし近年、飛躍的に軽自動車は進化しています。天井高を上げたり、座席を折りたためたりすることで室内スペースは広々と確保され、走行性能も上がり、街中での運転では普通車に変わりないほど安定した走りができるようになったのです。
■軽自動車の種類
前述したように、軽自動車には規格の制限があり、その中でもさまざまな種類の軽自動車が発表されています。軽自動車の種類は、「セダン」「ハイトワゴン」「スーパーハイトワゴン」「SUV」「ワンボックス」の5種類。
「セダン」
一般的に想像されるベーシックな軽自動車で、車高が高いのが特徴です。
「ハイトワゴン」
ドライバーにとって目線が高く設計されているため、運転しやすいでしょう。1993年に発表されたスズキのワゴンRを起点に人気が出ました。
「スーパーハイトワゴン」
軽自動車でありながらファミリーカーとしても使えるほど車高が高く、室内が広い車です。
「SUV」
スポーツ・ユーティリティ・ビークルの略称。高い走行性能と積載能力が魅力でオフロードでも運転しやすい本格的なモデルと、フォルムをクロスカントリー風に仕上げたモデルの2種類があります。
「ワンボックス」
商用の軽バンを乗用タイプに仕立てているため、多くの荷物が積める便利なモデルです。
このように軽自動車もバラエティに富んだ自動車といえるようになってきました。
軽自動車を販売している店の種類
走行性能も進化し、さまざまなモデルが発表されるようになった軽自動車。魅力的に感じる人は多いでしょう。しかし、いざ軽自動車を購入しようと思っても、軽自動車をどこで購入すればいいか選択肢が多く悩んでしまいますよね。高品質の車をなるべく安く手に入れたいものです。
そこでここからは、「軽自動車を販売している店の種類」についてお伝えします。軽自動車を販売している店の種類は大きく分けると3種類です。
(1)ディーラー
ディーラーとは、メーカーと特約店契約を結んだ正規販売店のことで、ひとつのメーカーの車のみを販売しているのが特徴です。たとえば、お店の看板に「トヨタ」「トヨペット」「ネッツ」「カローラ」と記載しているお店は、トヨタ自動車と特約店契約を結んだ業者で、メーカーから車を直接仕入れています。
(2)中古車販売店
中古車販売店とは中古車を買い取り、それらを販売している業者です。1社の車のみを販売するディーラーとは異なり、中古車販売店はさまざまなメーカーの車を取り扱っています。中古車販売なので、お店やお店を訪問したタイミングによって販売している車の種類が異なります。
また、整備工場を併設したお店や、輸入した海外メーカーの中古車専門のお店、軽自動車だけを扱うお店などさまざま。自分と相性のいいお店を探すことが重要です。
(3)サブディーラー
サブディーラーとは、メーカーとの特約店契約を結んでいない販売店のことで、車の仕入れ先はディーラーです。サブディーラーは複数のメーカーの車を取り扱っていることも多く、そういったお店の看板には、複数のメーカーの名前やエンブレムが記載されています。
多くのメーカーの中から車を選びたい人なら、ディーラーを回るよりもサブディーラーを見てみるほうが向いているかもしれません。
軽自動車販売店を選ぶ際に意識するべきポイント
軽自動車を取り扱うお店は3種類ありますが、お店によって販売しているメーカーやお店の規模、提供するサービスは異なります。
そこで、ここからは「軽自動車販売店を選ぶ際に意識するべきポイント」を解説。たくさんのお店をめぐることは楽しいかもしれませんが、時間も労力もかかります。なるべくストレスなく車を選ぶためにも、以下のポイントをチェックしてみてください。
■ポイント(1)
予算が決まっているか
車を購入する際、まず何となくでも決めておきたいのが予算です。予算が少なめであれば、ディーラーやサブディーラーで新車を購入することは難しいでしょう。しかし、中古車販売店であれば、選択肢は幅広いので、予算と希望に合った車を探すことができますよ。
■ポイント(2)
車種が決まっているか
欲しい車種が決まっている人は、新車で購入したいのならディーラーで、年式や走行距離にこだわらず、予算に限りがあるならば中古車販売店で購入することをおすすめします。特に、中古車販売店では純正品のカーナビやオーディオなどを搭載しているなど、新車であれば高価なオプションが付いていることが多いので、ぜひチェックしてみてください。
■ポイント(3)
ボディタイプが決まっているか
メーカーにこだわりがなく、ボディタイプや乗車人数が決まっている場合には、さまざまなメーカーから車を選べる中古車販売店がおすすめです。ディーラーでは複数のメーカーを比較することが難しいため、ボディタイプのみが決まっている人には不向きでしょう。
ただし、中古車販売店といっても、お店によって在庫数や取り扱っているボディタイプが異なるため、欲しいボディタイプに強いお店を選んだり、いくつかのお店を回ったりすることが必要です。
■ポイント(4)
アフターサービスが充実しているお店か
車に長い年月乗り続けるには、修理・メンテナンス・保証などのアフターサービスが充実していることが重要です。ディーラーはサービスの研修を受けていることが多く、規模も大きいお店が多いため、比較的アフターサービスが手厚いと考えられるでしょう。中古車販売店、サブディーラーでも、アフターサービスが充実したお店を選ぶことをおすすめします。
さて、今回は軽自動車販売店の種類と、お店を選ぶ際に注意すべきポイントについてお伝えしました。軽自動車販売店には、ディーラー、中古車販売店、サブディーラーの3種類があります。たくさんのお店をめぐることは楽しいですが、時間も労力もかかるものです。なるべくストレスなく後悔なく車を選ぶためにも、ご紹介したポイントをチェックしてみてください。