軽自動車税とは?具体的な金額や節税方法について解説!
軽自動車の持ち主になると、税金が発生します。これが軽自動車税です。もちろん普通自動車税と比べると、安く済みますが、軽自動車税は最初の新規検査から13年を経過すると、税金が若干高くなります。では、軽自動車税とはどんな税金なのでしょうか?今回は、軽自動車税のこと、および具体的な金額・節税方法について解説します。
軽自動車税とは?
軽自動車税とはどんな税金なのでしょうか?こちらでは軽自動車税について詳しく解説します。
軽自動車税とは何か?
軽自動車税とは、軽自動車の持ち主にかかる税金のことです。毎年4月1日時点で、軽自動車の持ち主として車検証に名前が記載されている人に、支払い義務があります。
軽自動車税の納税先とは?
軽自動車税の納税先は、現在軽自動車の持ち主が住んでいる市町村です。具体的には、軽自動車の持ち主の住民票がある市町村になります。なので、軽自動車税は市町村民税のひとつになります。ちなみに普通自動車は都道府県民税です。
軽自動車とはどんな車のことか?
そもそも軽自動車とは、日本政府が定めた規格に収まる軽車両のことです。
「全長3.4m以下・全幅1.48m以下・全高2.0m以下」「軽自動車の排気量:660cc以下」「貨物積載量:350kg以下」「最大定員:4名」「ナンバープレートの色:自家用の場合は黄色地に黒文字、営業用の場合は黒地に黄色文字」という条件すべてに当てはまった車両が、軽自動車です。
軽自動車税の具体的な金額
軽自動車税は、旧税率・新税率・経年車重課の3つにわかれます。こちらでは軽自動車税の旧税率・新税率・経年車重課の3つの金額について、わかりやすく解説します。
旧税率での金額
旧税率とは、「2015年3月末日以前に新規登録した軽自動車」「最初の新規検査から経過年数が13年未満の軽自動車」のいずれかに当てはまれば、旧税率に該当します。
旧税率での軽自動車税の金額は、「乗用車 自家用:7,200円」「乗用車 営業用:5,500円」「貨物車 自家用:4,000円」「貨物車 営業用:3,000円」「三輪:3,100円」となります。
新税率での金額
新税率とは、「2015年4月1日以降に新規登録した軽自動車」もしくは「初の新規検査から経過年数が13年未満の軽自動車」の条件に当てはまる車両を指します。
新税率での軽自動車税の金額は、「乗用車 自家用:1万800円」「乗用車 営業用:6,900円」「貨物車 自家用:5,000円」「貨物車 営業用:3,800円」「三輪:3,900円」です。
経年車重課
経年車重課とは、グリーン化をすすめるために最初の新規検査から13年を経過した軽自動車にかかる追加税率のことです。新税率の金額に、概ね20%税率が上乗せされた金額になります。グリーン化とは、環境への負荷を低減するための施策のことです。
経年車重課での軽自動車税の金額は、「乗用車 自家用:1万2,900円」「乗用車 営業用:8,200円」「貨物車 自家用:6,000円」「貨物車 営業用:4,500円」「三輪:4,600円」です。
軽自動車税を支払うタイミング
軽自動車税を支払うタイミングはいつなのでしょうか?
納付期限
納付期限は、毎年5月31日です。ただし当日が土日祝日の場合は6月上旬に延長可能です。
納税通知書の到着時期
納税通知書の時期は、毎年5月上旬から中旬にかけて送付されます。ただし地方自治体によって、到着時期が異なります。
課税対象期間
課税対象期間は、その年の4月から翌年3月までが課税対象になります。1年分を前払いになります。
納税通知書が届く住所
納税通知書が届く住所は、軽自動車の車検証に記載された場所です。
軽自動車税に関する問い合わせ先
軽自動車税に関する問い合わせ先は、軽自動車の持ち主の住民票がある市区町村の納税課 です。
軽自動車税を安く抑えるためには?
軽自動車税は、普通自動車税と比べると確かに安い税金です。では、軽自動車税をさらに安く済ませることはできるのでしょうか。こちらでは、軽自動車税を安く抑えるための方法について詳しくご説明します。
購入する時は4月2日以降にする
軽自動車税を安く抑える方法は、軽自動車を購入する時は4月2日以降に購入することです。軽自動車を4月2日以降に購入すると、その年の軽自動車税の支払いは発生しません。
その年は軽自動車税については無税になります。理由は、軽自動車税は毎年4月1日時点で車を所有している人(法人も)でないと、税金がかからないからです。
まとめ
今回は、軽自動車税とは・具体的な金額・節税方法について解説しました。自動車税で安く済むカテゴリーが軽自動車です。しかも貨物車で営業用になると4,000円弱で済みます。
そのため営業用の事業を始める人にとって軽自動車は、初期費用を安く抑えることができます。現在、軽自動車税についてさらに詳しく知りたい方は、お近くの軽自動車販売店に問い合わせてみることをおすすめします。