中古軽自動車の購入が向いているのはどんな人?購入メリットもチェック!
中古軽自動車を買いたいと思っている方は多くいらっしゃると思いますが、そのメリット、デメリットをはっきりと認識している方はあまり多くないのではないでしょうか。ここでは、中古の軽自動車を購入するメリット、デメリット、中古軽自動車の購入が向いている人・向いてない人の特徴について解説していきます。
中古の軽自動車を購入するメリット
中古車は新車に比べて安く購入できる点が最大のメリットです。セカンドカーには軽自動車がおすすめな理由として、普通車と比べて維持費が少ないことが挙げられます。
自動車税は、所有台数、車種に応じて、必ず毎年5月頃に納付しなければなりませんが、1.5L超2.0L以下の普通自動車であれば3万6,000円のところ、軽自動車であれば、7,200円~1万2,900円と比較的安価で済みます。
自動車重量税も安く済みます。自賠責保険料と同じく、車検時に支払う税金です。車両の重量に対して支払うため、当然重ければ重い分金額は上がります。たとえば軽自動車は1万2,300円、1.5トンの普通自動車で3万6,900円になり、3倍近くの差があります。
燃料費はガソリンの価格・燃費・走行状態などの条件によって、かかってくる費用が変わってきますが、各車種の平均値で1万km走行・ガソリン価格140円の場合で、計算してみましょう。
普通自動車は(平均燃費17.0km/L)1万(走行距離)÷17.0(燃費)=588.23(消費ガソリン)588.23×140(円)=8万2,352円です。対して軽自動車は(平均燃費22.0km/L)1万(走行距離)÷22.0(燃費)=454.54(消費ガソリン)454.54×140(円)=6万3,636円となり、2万円ほど安くなる計算になります。この計算は各車種の燃費によって左右されますので、一つの目安として活用してください。
使い勝手がよいこともメリットです。普段あまり運転しないお子様を持つお母さんもいると思いますが、軽自動車は、近所のスーパーや学校、習い事の教室など、住宅街の細い道でも運転しやすい魅力があります。
また、大きな車だと、細い道、雨の日などの運転リスクが増大する時に、コンパクトで小回りが利くのでおすすめできます。また、都市部の狭小地のような小さなスペースに駐車できるのも魅力です。
好きなカスタムパーツやオプションが付いている場合があることもメリットです。中古車の中には、前オーナーによってカスタムされているものも多くあり、自分好みの車を探す楽しみがある点も魅力です。
また、低廉な価格で手に入る軽自動車では省かれてしまうこともあるカーナビやETC車載器などのオプションを希望する場合、最初から付いている車を探すこともできます。
中古車市場には、すでに生産が終了しているモデルや、希少価値の高い旧車なども出回っているため、選択肢が非常に広い点も魅力の1つです。
中古の軽自動車を購入するデメリット
軽自動車に限らず、中古車を購入するデメリットとして挙げられるのが、まず新車と違い、車の状態が個別に違うので見極めをしなければならないということです。
ある程度知識と経験があれば、詳細な状況を自分で確認することは可能ですが、素人ではなかなかそうはいきません。販売業者が提供する情報や整備記録簿では不充分な場合も多く、意図的に不具合や修復歴などの不都合なことを伝えずに、販売する業者もいます。それゆえ、優良な販売業者、悪徳な販売業者の見極めが必要になります。
新車に比べ中古車は予期せぬトラブルが起こることが多いのが現状です。そのため、中古車用の保険を用意している販売業者もありますが、その期間や内容は新車に劣ることが多いです。
メーカー保証を継承して前オーナーから引き継ぐこともできますが、機械的に重要な機関部分のみを保証対象にしている場合がほとんどでその他の部分は自前でカバーしなければならないのが現状です。
エコカー減税・グリーン化特例を受けられないこともデメリットです。よほど高年式の中古車でない限り、自動車取得税、自動車重量税エコカー減税は受けられないと考えていいでしょう。
また、軽自動車税に対してはグリーン化特例という税制優遇制度がありますが、中古で購入した車は対象外となっています。軽自動車の特性として普通自動車と比較して排気量、積載量では劣ることになります。大人数を乗せたい場合や、長距離の運転には向かないというのはデメリットとなるでしょう。
中古軽自動車の購入が向いている人・向いてない人の特徴
中古軽自動車の購入が向いている人の特徴としては「とにかく初期費用、追加コストをかけずに車に乗りたい」「税金、メンテナンスコストを最小化したい」「納車を早くしたい」「小回りが効いて、運転がしやすい。駐車スペースを最小化したい」といった人です。
逆に向いていない人の特徴は「加速、登坂、静粛性などの性能にこだわる」「積載能力を重視する」「最新の設備や年式のものが欲しい」「傷や不具合があるのは嫌だ」「保証が手厚いものでなければ困る」といった人です。
中古の軽自動車を購入するメリット、デメリット、中古軽自動車の購入が向いている人・向いてない人の特徴について解説してきました。中古軽自動車を購入するにあたって考えなければならないことが分かったのではないでしょうか。自分がどのようなライフスタイルや用途で自動車を使用するのかを考慮して決めるようにしましょう。紹介した内容を参考に、自分にあった一台を見つけてください。