軽自動車は燃費がいい?燃費をもっと向上させるコツとは
燃費のよい車でよく話題になるのは軽自動車です。そんな軽自動車でも、普段から使っていれば、燃費は当然悪くなります。燃費が悪いとライフスタイルに大きな影響を与え、無駄な費用を払うことになるでしょう。そうならないためにも、燃費を改善する方法を解説していきますので、参考にしてください。
軽自動車は普通車よりも燃費がよい
「燃費」とは燃料消費率のことを指し、ガソリン1リットルに対して走れる距離を「km/L」で示すものを指します。燃費は車の構造にも影響があり、車体が軽いほど燃費性能がよくなります。よって、車両重量のある普通車より、軽自動車のほうが燃費性能は高いです。そんな軽自動車の、燃費がよい理由を解説していきます。
車体が軽い
上記で説明したように、車体重量が軽量なのも燃費のよい理由になります。軽自動車の車両重量は700kg〜1100kgとなっており、各社が軽自動車に使う素材や構造を考慮することで、軽さを実現しています。重量があると、進むために多くのガソリンを消費することになり、燃費は悪くなるのです。よって、車体の軽い軽自動車は、少ないガソリンでもスムーズな走行ができるので、燃費のよい車と言えます。
車体がコンパクト
車体がコンパクト設計になっていることも、燃費のよい理由となるでしょう。なぜなら、車体を小さくすることで、車体にかかる風の抵抗が小さくなるからです。走行中に風の抵抗が小さいと、進むために使われるエネルギーが小さくても問題ありません。なので、軽自動車はコンパクト設計により、アクセルを踏み込んで無駄なガソリンを消費せずとも、十分走れるようになっているのです。
660ccの排気量
軽自動車の定義として、「排気量が660cc以下」といわれています。そのため、エンジンサイズが普通車に比べて小さく、消費するガソリン量も少ないです。軽自動車は、軽量構造で、少ないエネルギー量でも進むことができる構造をしています。なので、小さなエンジンでもストレス無く走行が可能になっているのです。小さな力で進むのなら、ガソリンの消費も抑えられるので、燃費良好にも合点が付きます。
燃費の向上には空気圧チェックが欠かせない
燃費の向上にはタイヤの空気圧が関係しています。なぜなら、タイヤの空気圧が低いとタイヤと地面の接地面積が増え、燃費の低下に繋がるからです。タイヤの接地面が増えると、前進しようとする力に燃料を多く消費しなければいけません。結果、消費が激しく、燃費が悪くなるのです。
こまめな空気圧チェックが大事
タイヤの空気圧は、ガソリンスタンドやディーラーでこまめにチェックしてもらうように心がけましょう。空気圧が適正でないと、どれだけよいタイヤを使用したとしても、十分に効果は発揮されません。なので、燃費向上するには、こまめな空気圧チェックが必要です。
こまめにオイルやエアクリーナーの交換もしよう
燃費向上には、オイルやエアクリーナーの交換も必要です。定期的な交換で、良好な燃費を維持できます。ここでは、エアクリーナーとエンジンオイルと燃費に与える影響と対処について解説します。
エアクリーナーと燃費の関係性
エアクリーナーは、吸気系統に取り付けるパーツで、使用期間が長いと目詰まりをおこし効果が低減します。目詰まりした状態だと、エンジンにうまく空気を供給できなくなり、燃費が低下する原因となるのです。
また、目詰まりを放置するとエンストや故障の原因にもなり、トラブルを起こしかねません。エアクリーナーの交換時期として、各車毎に違いはありますが、約50,000kmを目安として交換するようにしましょう。
エンジンオイルと燃費の関係性
エンジンオイルには、エンジン内部のパーツを潤滑に動かすための役割があります。ほかにも、エンジンの冷却作用や、パワーロスを抑える作用などの効果もあるのです。そのため、エンジンオイルの劣化はエンジン周りの動作を鈍くして、燃費悪化の原因になります。
もし交換せずそのまま使い続けると、エンジンに負荷がかかり、寿命を縮めてしまう原因にもなるでしょう。そうならないためにも、オイル交換は約4,000kmまたは6か月に1回を目安に、交換するようにしましょう。エアクリーナー同様、定期的なメンテナンスを行うことで、燃費の性能を損なうことなく維持できます。
まとめ
軽自動車は、軽い、コンパクト、低排気量と、燃費のよくなる特性があり、多くの人に人気があります。燃費の向上には日頃のメンテナンスが重要です。タイヤの空気圧は、適正値を保つことで、タイヤ本来の効果が十分に発揮され、燃費の向上にもつながります。また、エンジンオイルやエアクリーナーも、車内部の動力系統を正常に保たなければ、燃費の悪化を防ぐことはできません。以上のことから燃費を向上するためには、こまめなメンテナンスを心がけることが重要です。